更年期障害Ⅱ

先日のブログで更年期のことを載せたのですが、更年期障害に良いとされる漢方薬について、ご紹介しますね。

★漢方薬を湿気等から守るため桐のケースに保管しています。
★漢方薬を湿気等から守るため桐のケースに保管しています。

漢方では体を3つの要素「気・血・水」が巡っているとし、このバランスが乱れると不調が生じるととらえ治療をします。ですから冷えや疲れやすいなどといった病名がつかない『未病』にも対応しています。

漢方薬は数種類の生薬をある割合で配合したもの。西洋のお薬はひとつの症状にピンポイントに効果を発揮しますが、漢方薬は気・血・水のバランスを整える働きがり、体全体や心にも働きかける作用があります。そのため不調を原因から根本改善することができます。またひとつの漢方薬で、冷え、むくみ、便秘などというようにいくつもの不調を同時に改善できるのもメリットです。

今は漢方薬を医師が処方する病院も増えています。体質や症によって同じ更年期障害でも処方される漢方薬は人によってさまざまです。専門の医師や薬剤師に相談してから決めていくことをお薦めします。

 

 

 

                 加味逍遥散(カミショウヨウサン)  

体質虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの、冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症に用います。

                 紫胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)

精神不安があって、どうき、不眠などを伴うものの、高血圧の随伴症状(どうき、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣きに用います。
胸脇部に圧迫感があるときなどに用います。

 

                      四物湯(シモツトウ) 

 皮膚が乾燥し、色つやの悪い体質で胃腸障害のない人の、産後あるいは流産後の疲労回復、月経不順、冷え性、しもやけ、しみ、血の道症に用います。 

                

                桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)

比較的体力があり、のぼせて便秘しがちなものの、月経不順、月経困難症、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)に用います。 

 

                当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン) 

比較的体力が乏しく、冷え性で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの、月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)めまい、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え性、しもやけ、むくみ、しみに用います。

 

                 半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う、不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声に用います。

 

                苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)

めまい、ふらつきがあり、又は動悸があり尿量が減少するものの、神経質、ノイローゼ、めまい、動悸、息切れ、頭痛に用います。
胃内停水によるめまい、心悸亢進、身体動揺感、尿量減少などに使用して効果があります。

 

            桂枝加竜骨牡蠣湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)

体質の虚弱な人で疲れやすく、興奮しやすいものの、神経質、不眠症、小児夜泣き、小児夜尿症、眼精疲労に用います。

 

                   温経湯(ウンケイトウ) 

手足がほてり、唇が乾くものの、月経不順、月経困難、こしけ、更年期障害、不眠、神経症、湿疹、足腰の冷え、しもやけに用います。
気虚のため、元気が衰え、下半身は冷えながら手掌のほてりや口唇の乾燥がある婦人などに用いられます。

 

以上のような漢方薬が更年期によく効くとされています。どうぞご参考にしてください。